2013年09月19日

 そ ば


    

わかてん期間中なかほどの二日間、会場で手打ちそばを召し上がっていただけます。

 10月9日(水曜日) 10日(木曜日)午前11:30 〜 売り切れまで 一日限定30食

私の打つそばは関東流二八そばです。信州の業者から取り寄せる国産石臼挽きの
細かめのそば粉と香川県産の中力小麦粉を4:1で合わせ、卵水つなぎで打ちます。
目指すところは、細くてアクが少なく毎日食べても体に重くない白めのそばです。

陶器同様特定の師匠について修行はしておらずこれまた独学ですが、勝手乍ら師と
仰いでいるのが一度食べて惚れ込んだ 『鷺沼よしみや』 の大塚達宏さんです。朗ら
かに何でも教えてくださり、つゆを作れない私にお店のつゆを快く分けて下さる器量人
ですが、打つ姿は厳しい職人肌で実に美しい仕事をされます。2004年に陶房かまな
りやで手打ち教室を開いていただき、私も生徒として打ち方を一度習いました。

以後は独習研究の日々で今年で9年が経ちます。一度として同じそばができたことは
ありませんし、毎回一喜一憂しながら打っています。もちろん大塚さんのおそばとは
違う物になりつつありますが、よしみやさんのつゆに合うおそばであるようには心がけ
ています。いつかつゆも自分でとるようにしようとは思いますが、手本はやはり大塚師
の絶妙なバランスのつゆになることは間違いありません。

おそばはアクの強い穀物です。そのままでは渋くて食べられないほどです。
その雑穀をこれほど美味しい食材に進化させた信州の人達の知恵と、その食材を
さらに洗練させた江戸そば切り職人に敬意を抱かずに居れません。陶器を見ていた
だくための一助にでもなればと始めたそば打ちですが、今では副業と位置づけて真摯
に麺を打っております。

これも私の手から生まれた作品として、器と一緒にお楽しみいただければ幸いです。

記事初出9月11日


posted by 陶房かまなりや at 00:00| 蕎 麦